民謡ソウルと呼んでみたい YOSAKOI祭唄

島津亜矢の持ち歌と言えば、何を思い浮かべるでしょうか? もしかしたら、「愛染かつらをもう一度」、あるいは、「感謝状~母へのメッセージ~」、さらに「流れて津軽」や「大器晩成」になるかもしれません。いずれの曲も、ファンであれば、お馴染みのものばかりです。

 

わたしも、追っかけ歴5年程とはいえ(笑)、島津亜矢の持ち歌と言えば、概ね上記の曲を思い浮かべます。しかし、それら以外でも、今回取り上げる「YOSAKOI祭唄」を連想し、彼女に非常に似合った一曲であると思います。すでにこのサイトでも、少し言及している記事がありますが、わたしの言葉にすれば「民謡ソウル」とも言え、日本の祭に相応しいノリの良い一曲です。

 

 

もうしかしたら、ノリが良い曲なので、島津亜矢ファンでも、あまり馴染めないかもしれません。王道の演歌とも言えず、かと言って、ポップスかと言えば、そうとも言えず、中途半端な曲と思われても仕方ないでしょう。しかも、レコードで言えば、シングルリリースされた「流れて津軽」のB面です。「流れて津軽」が代表曲として浸透しているとしても、B面までは意識が向かないかもしれません。

 

 

けれども、「YOSAKOI祭唄」がB面の曲であっても、初めて聞いた時、こういう曲を歌える日本の歌手がいたのか、と思いました。十代の頃、身近な者の影響でソウルやファンクなどを聞き、日本人ではこういうパンチのある歌い方は到底無理だ、と若造の素人ながら思っていました。しかし、島津亜矢を知ってから、ああ日本人にもいたんだ、と思いを改めました。このサイトの記事でも、折に触れてソウルが似合うことを書いていますが、その典型的な曲が「YOSAKOI祭唄」であり、しかも、持ち歌であるというのが、わたし個人としては、非常に喜ばしく思っています。もっと言えば、隠れた彼女の代表曲、にもなるかもれません。

 

 

民謡のようでありながらも、実にノリが良く、全体がソウルフルな感じです。しかも、島津亜矢の迫力ある歌声が重なり、思わず体を動かしたくなります。これは、わたし個人の見方ですが、ソウルやファンクなどは、土着などと大いに関係があり、それだからこそ、「魂」の言葉を付けているのでしょう。民謡などもそれに通じたものがあり、演歌もまた大衆ソウルとも言えると思います。島津亜矢のような情熱を表現している演歌歌手が、「YOSAKOI祭唄」のような曲が似合うのは、必然的に思います。

 

そんな「YOSAKOI祭唄」を初めて視聴したのは、YouTubeにおいてです。今でもファイルがアップされているのか分かりませんが、DVD「島津亜矢リサイタル2006~連理~」に収録されていることを知り、長いこと入手したいと思っていました。ようやく手にできた時、喜びでいっぱいになりました。DVDを見ながら、ああこれだこれだ、と思ってしまったことは、お分かりいただけるでしょう(笑)。もっとも、このDVDを入手した理由が、「YOSAKOI祭唄」と「漁歌」が収録されていたからであり、これでどちらもレビューを載せることができ、長年の思いが叶ったようだと自己満足もしています。(笑)

 

 

DVDを入手した頃は、マンション暮らしでしたが、今では実家で母と暮らしています。毎年7月になると、近所で夏祭りがあり、家の中まで聞こえて来ます。昨年、約20年ぶりに聞きましたが、相変わらずだ、と思いました。しかし、そのうち、自分が音楽担当になったら、島津亜矢を掛けるのにな、と思いました。これでお分かりかと思いますが、当然、「YOSAKOI祭唄」を選択します。しかも、これ誰の曲?、と聞いて来る人がいたら、自慢気に話をする自分の姿が浮かんで来ました。さらに、「まつり」や「北の漁場」などのカバー曲も掛けたら、大いに威張れるな、とも思いました。そんなことを想像しているうち、祭も終わってしまいましたが、何度も何度も「好きになった人」ばかり聞かされると、ついついこんなことを思ってしまいます。けれども、祭の最中、ヘッドホンをし、しかも、島津亜矢を聞いていたので、わたしもやはり、「亜矢信者」の一人かもしれません。(笑)

 

しかし、それだけ、歌の題名にあるように、祭に似合うのが「YOSAKOI祭唄」でしょう。とりわけ、DVDで見たものは、彼女が舞台の上を走き回りながら歌っています。バックダンサーがいても、決して邪魔にならないようなシチュエーションです。すでにどこかの祭で使われているのであれば、しがないオヤジ追っかけとしても、誠にうれしい限りです。

 

なお、「YOSAKOI祭唄」は、「流れて津軽」のB面を離れ、単独でCDアルバムに収録されています。「島津亜矢 寿・まつり歌」の一曲目であり、もしかしたら、わたしが知らないだけで、先で述べたこととは異なり、案外評価されているのかもしれません。リンク先のAmazonでは試聴でき、短いながらもCD特有の機械音が強く感じられます。この曲はやはりDVDの方が上ではないかと思っています。また、同じCDアルバムに「まつり」も収録されていますが、初めて聞いた時、上手すぎて涙が出そうになりました。生演奏の番組などを見てからレビューを書きたいと思っていますが、いまだに実現できていません。気が向いたら、CDの一曲として、レビューをアップするかもしれませんが、確約しないでおきます。(笑)

 

 

今回はこれまでになります。相変わらず、あまり意味のないレビューとなっていますが、ここまでお読みいただけましたら、幸いです。次回もまた、よろしくお願いします。

 

 

 



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