空の向こうも波の上 夕焼け雲

先日のことですが、チャンネル銀河の「BS日本のうた」再放送で、島津亜矢の「夕焼け雲」を視聴しました。本放送が2000年7月とのことで、約15年前のものです。今から見れば、若々しい島津亜矢ですが、自分のことを振り返れば、なんともはや恥ずかしい限りであり、人のことを言えた義理ではありません。年齢などに関しては、敢えて言及しませんが、このサイトのどこかの記事にヒントがありますので、あとはお任せします。(笑)

 

 

また、「夕焼け雲」は、千昌夫の持ち歌で、昭和51年にリリースされました。わたしが小学生の時であり、ちょうど歌謡曲などに関心を持ち始めた頃です。ヒットしたことは認識していましたが、千昌夫と言えば、「北国の春」であり、こちらの方が日本ばかりではなく、世界でも広く知られているかもしれません。もちろん、わたしも知っていましたが、どちらかと言えば、「夕焼け雲」の方が好きです。そうは言っても、曲自体をきちんと聞いたのは、母がカラオケで歌ったからです。わたしが十代の頃だと思いますが、8トラックのカラオケ機器が我が家にあり、ある日、家庭内カラオケ大会で、母が「夕焼け雲」を選びました。

 

当時、カラオケと言えば、オジサンオバサンの遊びであり、若い人が利用することはなかったと思います。そのため、8トラックのカラオケには、演歌が主流であったと思います。母の歌唱力については、ここで申し上げませんが(笑)、耳元で聞き、十代ながらも心に残るような曲でした。典型的な大衆演歌の一つでしょうが、哀感が伝わってくる曲であり、どこかシミジミしてしまいます。歌詞にも、ひとりの酒に偲ぶ町、とありますが、それにぴったりの曲調でしょう。とりわけ、マンドリンの響きが、心に残ります。十代とはいえ、「夕焼け小焼け」にも通じるような哀感に、引き込まれたところがあったのかもしれません。

 

 
 

そんな哀感タップリの「夕焼け雲」も、島津亜矢には似合います。ただ単に高い音域を出せるのではなく、しっかりと形をもったような歌声に思います。何かを包んでくれるような感じがし、聞いていて心地良くなり、自然と聞き入ってしまいます。ご存じの方も多いでしょうが、「夕焼け雲」は決して喜びを与えてくれる歌ではないでしょう。やはり、悲しい曲であり、しんみりしてしまうような歌です。しかし、島津亜矢が歌うと、優しげであり、安心感をもたらしてくれます。これは、「アザミ嬢のララバイ」などにも通じることと思います。

 

 

また、島津亜矢が歌うと、夕焼けが背景にあるのに、海の上にいるような感じがします。しかも、大きな波でありながらも、ゆったりと心地良く、決して溺れることがないような、そんな感じがします。しかも、酔ってしまったり、あるいは、気持ち悪くなることもなく、そのまま眠れてしまうような感じもします。やはり、優しさ、というのが、適切な言葉かもしれません。これは、単に彼女の声の特質から来ているのか、それとも、性格から来ているのかわかりません。けれども、はっきり言えることは、わたしのような一介のオヤジでも、十分満足させてくれるだけの器量があるということです。それこそが歌手、であると思います。

 

さらに、今回の島津亜矢の「夕焼け雲」ですが、追っかけを始めたばかりの頃、YouTubeで視聴した記憶があります。いつか自分でもファイルで持ちたいと思っていましたが、サイト・リニューアル直後にこうして巡り会えるとは、新装開店して良かったと、自己満足な気分です(笑)。しかも、いつかレビューも書きたいと思っていましたので、まさに一石二鳥です。
 

なお、島津亜矢の「夕焼け雲」は昨年(2014年)10月にリリースされたCDアルバム「BS日本のうたVIII」にも収録されています。CD化されたのは、今回が初めてであるのか否か分かりませんが、「BS日本のうた」シリーズで使われたのは、初めてであると思います。ずいぶん年月が経っていると思いますが、この曲に関しては、CDでも十分聴き応えがあります。このサイトの別記事で、CDにすると機械音が強く、生声には叶わない、と何度も申し上げていますが、中には、そうとばかりは言えないものもあるようです。もっとしっかり聞いた方がいいかな、と反省してもいますが、それだけ、追っかけが続いていることと同時に、加齢で円くなっていることも、理由の中に含まれるかもしれません。(笑)

 

ちなみに、明日(2015年4月21日)、島津亜矢が「歌謡コンサート」に出演します。「人生一路」と「地上の星」を歌うとのことで、非常に楽しみです。レビューを載せるか否かは気分次第ですが、きっと満足させてくれるだろう、と期待しています。

 

 

長くなりました。今回はこれまでになります。相変わらず、乱文の至りで、毎回毎回もう少し上手く書けないものかと思っています。悪文の羅列となっていますが、最後までお読みいただけましたら、誠にうれしい限りです。次回もまた、よろしくお願いします。

 

 



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