オールマイティーな安定感 Singer3

本年(2015年)10月21日に、シリーズ三作目となるCDアルバム「Singer3」が発売されました。ファンの中には、すでに購入された人も多々いるかもしれません。島津亜矢のカバー集でもあり、シリーズとしてすでに定着した感があるようです。

 

わたしも購入した一人であり、全体的な印象としては、記事タイトルに尽きます。歌謡曲がベースとなっていますが、島津亜矢がオールマイティーな演歌歌手であることを感じさせ、非常に安定感もあります。すんなり聞き入ることができ、心地良いアルバムであると思います。CDであるため、機械的な音が強いですが、島津亜矢の歌唱力で十分デメリットを補っているでしょう。

 

そんな「Singer3」の中でも、特に印象に残ったものが四曲あります。やはり育った時代には勝てず、幼い時によく耳にした曲ばかりです。おそらく島津亜矢自身も同じようであろうと思いますが、理由はこのサイトの中でお探し下さい(笑)。

 

さて、印象に残った曲とは、「ダンシング・オールナイト」、「未来へ」、「時の過ぎゆくままに」、「大都会」です。とりわけ「未来へ」は島津亜矢の声色にマッチしていると思います。Kiroroの代表曲であり、1998年にリリースされました。

 

当時は、テレビのランキング番組などを視聴していたので、自然と覚えてしまいました。ちょうど沖縄音楽がブームを迎えた頃であり、沖縄出身ミュージシャンが、次々地上波番組に出演していたと思います。現在、どうなっているのか皆目見当が尽きませんが、プライベートでも柄に似合わず家庭を築いていた頃なので、忘れようにも忘れられない時代の一曲となっています。(笑)

 

二つ目の曲は「ダンシング・オールナイト」です。もんた&ブラザーズの代表曲であり、1980年にリリースされました。当時、ベストテン番組などを視聴し、メロディーなどが耳に残っています。独特のハスキーボイスで歌われ、多くの人が知っていることでしょう。カラオケで困った時などに体裁を合わせるように選曲していました(笑)。ご承知のように、島津亜矢はハスキーボイスではありませんが、彼女らしいパンチのある曲にアレンジしていると思います。

 

三つ目に「大都会」になります。こちらもベストテン番組などで耳に入りました。リリースは、1979年であり、ユニークな高い声が幼いながらも、記憶に残る理由の一端となりました。クリスタルキングの代表曲であり、後年ジョージアのCMで再ブレイクしました。実は、「Singer3」がリリースされると知り、曲目を調べたところ、この曲が一番最初に目に付きました。どう歌いこなすのか楽しみでしたが、やはり、島津亜矢は島津亜矢であり、しっかり彼女の表現をしていると思います。

 

ただし、専門外の者ですが、少し音程を下げているように思います。さすがの島津亜矢でも、脳天を突き抜けるような音は、自分の領域ではないのかもしれません。これはどうしようもないものかもしれず、仕方ない面があるのでしょう。だからと言って、聴き応えがないとは言えず、十分魅了してくれます。

 

ちなみに、クリスタルキングと言えば、「愛をとりもどせ!!」も代表曲です。アニメ「北斗の拳」の主題歌であり、放映当時はそれ程人気はありませんでした。21世紀を過ぎ、「北斗の拳」のパチスロ機がリリースされるや、ブレイクしたと思います。「大都会」を収録したのだから次は「愛をとりもどせ!!」と思いますが、果たしてどうなるでしょうか? もっとも「かもめが翔んだ日」も願っていたら実現しましたので、こちらも可能性が全くないとは言えないかもしれません。(笑)

 

島津亜矢レビュー : いつ聞いても変わらぬ上手さ 海鳴りの詩

 

最後に「時の過ぎゆくままに」です。これは1975年にリリースされ、沢田研二の代表曲でもあります。先の「ダンシングオールナイト」や「大都会」と異なり、微かな記憶しかわたしの中にはありません。けれども、耳に残っている曲であり、わたしと親しかった人が好んでいた一曲でした。カラオケでもトライしたことがありますが、今ではカラオケ自体行くことがないので、おそらく歌えないでしょう(笑)。

 

島津亜矢については、別な意味で、論評外です。ただし、一点だけ指摘しておけば、一番のサビ部分で演歌のようにコブシを回してしまったことです。こういう歌謡曲系では、演歌のような歌い方をしていなかったので、珍しいな、少し力が入ったのかな?、と思いました。けれども、それだからと言って、聴くに堪えないものではなく、十分聴かせてくれます。

 

しかも、「時の過ぎゆくままに」は、島津亜矢 リサイタル2002 進化 [DVD]
(Amazon.co.jp)にも収録されています。ステージで披露しているもので、その点ではわたしはこちらの方が好きであり、この曲が収録されているため、先のDVDを購入しました。しかし、フルコーラスではなく、いわば「1.5番」となっています。「Singer3」ではフルコーラスとなっているので、この点でCDの方が分があると思います。

 

以上、「Singer3」の中で、わたしの印象に残った曲についてお話してきました。当然のことですが、あくまでわたしの個人的な想いが強い曲などを選んでいます。上記以外でも、聴かせてくれる曲があります。

 

たとえば「妹」は、かぐや姫の代表曲であり、フォークソング全盛期を知っている人であれば、懐かしく感じるかもしれません。わたしは学生の時に、初めて聞き入り、オンタイムでの記憶はありません。けれども、心に響いた歌であり、島津亜矢もまた、彼女なりにしっかり表現していると思います。そうはいっても、かぐや姫であれば「赤ちょうちん」が好きなので、いずれはこちらも収録して欲しいと、この場でリクエストしておきます。(笑)

 

なんだかんだ言っても、先述したことと矛盾しているでしょうが、島津亜矢をじっくり聞きたいのであれば、CDの方が適切かもしれません。繰り返すようですが、このサイトでCDは機械音過ぎる、と何度も指摘しています。否定的な見解を示していますが、別な見方をすれば、余計な演出がなく、安心して聴かせてくれるとも言えます。

 

欲を言えば、ステージ上でシンプルに歌っている姿が、、わたしにとってはベストです。それを適切に表現しているのが、おそらくリサイタルDVDでしょう。もちろん、ステージでも演出が必要な時があり、それをしなければ、観客に飽きられてしまうかもしれません。しかし、歌手であれば、歌う姿が見所です。最大限に引き出すのであれば、余計なことをしないのが賢明です。おっかけ程度のわたしですが、生意気にも、こんなことを思っています。

 

長くなりました。今回はこれまでになりますが、最後までお読みいただけましたら、誠にうれしい限りです。次回もまた、よろしくお願いします。

 

SINGER3 (Amazonデジタルミュージック)

曲目

01. Saving All My Love For You

02. ダンシング・オールナイト

03. 糸

04. レイニーブルー

05. Unchained Melody

06. TAXI

07. あなたに逢いたくて~Missing You~

08. 未来へ

09. 妹

10. 時の過ぎゆくままに

11. 遠くへ行きたい

12. ワインレッドの心

13. 黄昏のビギン

14. 大都会

15. The Rose

 

参考 : 島津亜矢レビュー

・ ジャパニーズ・ソウルの本領 CDアルバム Singer

・ 「大人」のCDアルバム Singer2

・ 個人的には好きな演出ではない 歌謡コンサートでの「人生一路」と「地上の星」

 

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