アニソン亜矢モ佳シ 月ニ続クハテーゼヲ望ム ムーンライト伝説

昨年(2015年)のことになりますが、11月3日に放送された「歌謡コンサート」に島津亜矢が出演していました。年が明けたのに今更、と思うかもしれませんが、それが気分屋たる当サイトの管理人です。録画していたとはいえ、きちんと視聴したのが年明けであり、やはり、性格というものはなかなか治らないものです。(笑)

 

そんな昨年11月3日放送の「歌謡コンサート」で、島津亜矢が「ムーンライド伝説」を披露しました。テレビアニメ「美少女戦士セーラームーン」の主題歌であり、1992年にテレビ放映が始まりました。一斉を風靡し、90年代を代表するテレビアニメになったと記憶しています。元々少女マンガの一つとして雑誌に連載され、ほぼ同時期にテレビアニメ化されたようです。

 

当時、わたしは学生でした。すでにテレビアニメを卒業していたので、オンタイムでエピソードを視聴したことはありません。しかし、「月に代わってお仕置きよ」というセリフは今でも覚えています。それだけ「美少女戦士セーラームーン」が流行っていたのでしょう。

 

振り返れば、女子大生ブームに次ぐ女子高生ブームが起ったともいえ、新人類にも匹敵するような見方が生まれていたと思います。それまでの女子高生に対するイメージが一変してしまった時期でもあり、悪を蹴散らし、社会を正す美少女戦士たちが、社会現象になったとしても、決しておかしくはない時代背景があったと思います。

 

公式サイト : 美少女戦士セーラームーン

 

さて、肝心の島津亜矢についてですが、歌唱力云々は言うまでもありません。さすがという上手さであり、一度聞いただけで保存ファイルにしようと思いました。記事タイトルにある「アニソン亜矢」も上々です。島津亜矢という演歌歌手の幅広さを示しているでしょう。懐の深さを感じると共に、最近顕著になったと感じられる、落ち着いた雰囲気も醸し出しています。

 

情熱の亜矢らしからぬ、と思う人もいるかもしれませんが、わたしは、こういう落ち着いた感じが好きです。情熱が持ち味であるからこそ、落ち着きが大事であり、そうであるからこそ、視聴者に安心感が生まれると思います。若い頃から歌唱力に定評がありますが、古いVTRを見ていると、上手くてもどこか熱すぎて、時に見ているこちらが疲れてしまうようなこともあります。

 

秘すれば花なり、にも通じるかもしれませんが、静かな佇まいながらも熱い歌を披露する方が、表現として味があると思います。小津安二郎が「早春」の中で、明るい曲をバックに葬式の場面を描いていました。光と影の関係ではないですが、こういう対比的な関連も、時に大切であろうと思います。

 

けれども、島津亜矢が「ムーンライト伝説」を歌うと「歌謡コンサート」のホームページで確認した時、当初どんな歌であるのか分かりませんでした。上記でセーラームーンのことを生意気にも語っていますが、あくまで調べた結果であり、わたしが元々持っている知識ではありません(笑)。そうは言っても、決め台詞やセーラー服姿などは、テレビ放映当時、嫌でも頭に入ってしまったので、現在に比べれば、記憶力も長けていたので、頭の片隅に残ってしまったのでしょう。

 

また、島津亜矢がこういうポップス的な曲を歌うと、共通したものを感じます。リサイタルDVDで松田聖子の「青い珊瑚礁」を披露していますが、それと似たように感じてしまいます。演歌歌手特有のこぶしが聞こえず、終始なめらかな感じがします。元々たまに声が裏返るような感じのクセしかないと思いますが、こういうポップス的な曲では、よりクセがなくなっています。多くの人にとって聞きやすい声になっているかもしれません。以前このサイトでもお話していますが、もしかして松田聖子が好きなのかな?、と改めて思ってしまいました。

 

さらに、今回はセーラームーンの姿では歌わず着物姿でしたが、リサイタルで披露するのであれば、是非トライして欲しいものです。そうは言いながらも、わたしみたいな追っかけは、いい年をして、とこのサイトのレビューで指摘するようになるかもしれません(笑)。

 

 

こうなると、記事タイトルにあるように、島津亜矢には是非、「残酷な天使のテーゼ」を歌ってほしいものです。昨年(2015年)このサイトをリニューアルした直後に書きましたが、今回の「ムーンライト伝説」でアニソンにも違和感はない、と改めて感じました。残念ながら、「ムーンライト伝説」はフルコーラスではなく、1番しか歌うことがなかったので、「残酷な天使のテーゼ」を歌うのであれば、是非フルコーラスでお願いしたいものです。

 

雑記帳 : 聞き返したら、聞きたくなった曲

 

実は、演歌歌手の歌う「残酷な天使のテーゼ」を聞いたことがあります。八代亜紀版ですが、上手さ云々というよりも、どこかしっくりしない感じがしました。わたしの場合、ハスキーボイスを受け入れられないということはありませんが、似合う似合わないに近い感じのものです。結局、聞いている側としては、好き嫌いになるのでしょうが、あまり好きなコラボレーションではないと思っています。

 

けれども、島津亜矢が「ムーンライト伝説」を披露した一方で、高橋洋子が「残酷な天使のテーゼ」を歌っていました。わたしが知る限り、最近は「皆様の公共放送」で一年に一度程、ステージに立っているようです。オリジナル歌手であるので、違和感などはありませんが、やはり、失礼でも、同じシチューエーションで島津亜矢版を聞いてみたいと改めて思いました。

 

全体的にこの記事でお話している「歌謡コンサート」は、チャリティーコンサートと銘打っていることが大きく影響しているのか、あまりクセのない演出でした。オーケストラが演奏し、司会もタレントを起用していましたが、いつものアナウンサーより余計なことをしていないうように感じ、やればできるじゃねえか、と生意気にも思ってしまいました。(笑)

 

しかし、相変わらずカメラはめちゃくちゃであるように感じました。わたしは、素人であるので、テクニカルなことは分かりません。そうであっても、コンセプト程度は感じられるものですが、無駄なところばかりにカメラを向けているようで、何を撮りたいのか分からない動きのように思いました。

 

もっとも歌番組であるので、歌が聞こえればいい、という見方もあるでしょう。けれども、デジタル放送によるハード的な質の向上にソフトが追いついていないのかもしれません。こういうところに、「紅白歌合戦」のバカバカしさがあるかもしれませんが、宝の持ち腐れであるように思います。これは「皆様の公共放送」のみでなく、その他の放送局にも通じると思いますが、皆さんはいかがでしょうか?

 

なお、島津亜矢は、「ムーンライト伝説」のほかに「名月赤城山」も披露していました。こちらも素晴しく、歌謡浪曲に疎いわたしでも、上手い!!、と思わず、声を発してしまいました。当記事の中に盛り込もうと思いましたが、別途扱った方がいいと思い、今回は感想などを書きませんでした。別途アップするかもしれませんが、冒頭の方で述べた通り、気分屋の管理人ということをお踏まえいただきたいと思います。(笑)

 

毎回毎回、実りあることを述べていませんが、ここまでお読みいただけましたら、誠にうれしい限りです。次回もアップしましたら、よろしくお願いします。

 

 



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