亜矢ちゃんが素晴しくても、番組は最低 帰らんちゃよか 2015年紅白歌合戦

タイトルを見ればお分かりのように、結局、島津亜矢が出演した2015年紅白歌合戦を見てしまいました。当サイトの「雑記帳」で出場自体残念と書き、実に矛盾しているように思われるでしょう。けれども、お約束したように、録画での視聴です。(笑)

 

雑記帳 : 正直、出場は残念 2015年紅白歌合戦

 

結論から言えば、これもまたタイトルに尽きます。素晴しいの一言であり、島津亜矢の歌い出しを聞いただけで、ああこれは良い、と感じてしまいました。率直なことを言えば、このサイトで好評価を与えていますが、「帰らんちゃよか」のような歌は苦手です。直接表現が多く、もう少し言葉を抑えられなかったのかな、と思っていました。けれども、今回の紅白でのステージを視聴し、改めてこの歌の良さを理解できたかもしれません。

 

視聴記 : やっぱり震えが走る 帰らんちゃよか

 

お涙頂戴にならなければ、と思っていましたが、別な意味での期待外れであり、しかも、島津亜矢自体、比較的さらりと歌っていたのではないでしょうか? むしろ、そうであるからこそ、わたしのような者には、受け手に判断を与えてくれる余地を感じ、余計に引き込まれたのかもしれません。情熱の亜矢、というのが持ち味でしょうが、情熱だからこそ抑えるところも抑えるのが大切であり、逆にそちらの方が、より彼女なりの表現を活かせるようにも思います。

 

 

もっとも、追っかけオヤジの一人であるので、ついつい贔屓目に見てしまうことは確かです。また、番組自体、音楽番組とは思えないような内容でしたが、昨年(2015年)の「歌謡コンサート」での「人生一路」のような余計な演出がなく、相対的にシンプルであり、だからこそ、島津亜矢の歌唱力が引き立っていたのかもしれません。しかし、お笑いタレントが裏進行をしたり、人気アニメの「妖怪ウォッチ」のキャラクターが出て来たり、あるいは、「スターウォーズ」の登場人物まで使っていました。

 

正直、興味本位もあったので、島津亜矢以外のところを早送りで(笑)ざっと見てみました。そうでなかったら、わたしのような者には決して耐えられない番組です。確かにエンターテイメント番組であるので、お笑いタレントや人気作品のキャラクター登場までは許容できるとしても、長崎の映像が出て来た時には、一部の人々が事ある毎に指摘していることを感じざるを得ませんでした。

 

エンターテイメント番組であれば、エンターテイメントを貫くべきであり、BBCでも見られるようなリベラル主張を盛り込むべきではないと思います。大晦日という伝統的な日本の行事の中で、そういう刷り込みをするとは卑怯では、などと思ってしまいました。しかも、こういう番組を速報しているニュースサイトや積極的に評価している評論家などもいます。わたしのような者には、それだけで信じられない思いです。

 

結局、全体として見れば、やはりタイトル通り、島津亜矢が素晴しくても、番組は最低であったと思います。ほとんど金太郎飴のような演出で、派手でやかましさだけが目立っていました。こういう民放崩れの中途半端な番組を見るのであれば、むしろ、ものまね紅白歌合戦などを見た方が、余程心が安らぐと思います。そういうものと同じようになりながらも、決して勝った番組にはなっていないように思います。また、下ネタ禁止でありながら、お笑いタレントの裸なども出て来たように記憶しています。それなら、かつて年末年始で放送していた、たけし軍団のバカバカしい運動会の方が、余程「芯」があったと思います。

 

墜ちた公共放送。

 

こういうところに、「日本」を名乗って欲しくないですが、墜ちるならとことん墜ちた方が、世のため人のためになるかもしれません。坂口安吾が「生きよ、墜ちよ」と述べていましたが、それに一言付け加え、「生きよ、墜ちよ、砕けよ」という気持ちになります。国鉄のようなことを本気で考える時期に来ているのかもしれません。

 

ただし、島津亜矢以外であれば、レベッカの「フレンズ」が印象に残っています。司会者の友達云々という押しつけがましいナレーションがあったとはいえ、派手なだけの演出もなく、純粋に歌を楽しむことができました。多少なりとも救いの一つでしたが、島津亜矢が出演していなければ、こういうこともなく、また、わたしの個人的な想いが強いこともあります。「フレンズ」に関しては、ライブ映像を持っていなかったので、島津亜矢と共に保存ファイルの一つにしました。おそらく紅白歌合戦の楽しみ方は、色んな分野の歌手がちゃんこ鍋のように集まり、ファンが自己満足することなのでしょうが、そうであれば、「お茶の間」という言葉を使うべきではないでしょう。

 

 

ちなみに、レベッカのNOKKOと聞くと、自然としのざき美知を思い浮かべます。どちらも田島というキーワードで共通していますが、これ以上はお話しないようにしておきます(笑)。

 

ともあれ、番組が最低であっても、島津亜矢は光っていました。その割には、扱いが低いように感じたのは、わたしだけでしょうか? このまま行けば、もしかしたら、皆様の公共放送の捨て駒になるだけでは、と思ってしまいますが、周囲に賢明な人がいることを切に望んでいます。また、感動の押しつけのようなナレーション、あるいは、余計に感じたアップ映像などがあり、その点はマイナスです。

 

しかし、それらよりも、最大のマイナス点と言えるのが、フルコーラスではなかったことでしょう。ファンはもちろん、初めて島津亜矢を見て、そのまま引き込まれた人でも、物足りなく感じたかもしれません。時間がなかったと制作者側が主張するのであれば、今度はゆっくり時間を設けた中、歌わせて下さい、と追っかけオヤジの一人であるわたしは、生意気にも「お応えしたい」と思います(笑)。

 

長々と述べて来ましたが、今回は以上になります。本年(2016年)も、折りを見ながら記事アップに努めて参ります。中身があるとは言えないサイトですが、今後ともよろしくお願いします。

 

 



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