男歌でも、おっかさん 北の漁場

島津亜矢の歌う「北の漁場」は、多くの方が目にしているかもしれません。以前から方々で披露されていると思いますし、かくいうわたしも、2010年頃に彼女を知り、追っかけを始めてから(^o^)、YouTubeで、何回も視聴しました。言ってしまえば、お馴染みかもしれません。

 

 

けれども、このサイトで、すでに述べているように、auTVサービスを通じ、チャンネル銀河で「BS日本のうた」の再放送を視聴できるようになり、ネットで島津亜矢の出演回をチェックし、ブルーレイレコーダーで、予約録画をしています。そんな中、「北の漁場」を歌う島津亜矢の姿を録画でき、個人的には、非常に喜ばしいことです。もちろん、今回のレビューは、自分で録画したものを下地にしています。

 

 

しかも、YouTubeで何回も視聴したもので、アナウンサーの前振りで気がつきました。「島津亜矢さんが、見事に描き出します」セリフまで覚えてしまった、バカなオヤジです。(^o^) けれども、やはり、自分の所有物として映像を保存でき、YouTuberと同じネット経由でも、セットトップボックスからの直撮りとも言えるため、たとえコンポジット接続でも、わたしのようなものには、映像に文句はありません。「BS日本のうた」の本放送は、2008年になるので、少し若い島津亜矢を見ることができるのも確かです。(^o^)

 

 
 

さて、感想そのものになりますが、これは相変わらず、上手い!!、の一言でしょう。先で触れたアナウンサーの前振りに、迫力という言葉が使われていますが、まさに、それに尽きます。圧倒されるような声量で歌い切り、自然と拍手をしたくなります。これは島津亜矢のいつものことでしょうが、わずか数分の間に、歌と一体になったように、身体(からだ)ごと、彼女なりの表現をしています。見る物が知らぬ間に引き付けられ、見とれてしまうようになるでしょう。

 

しかも、島津亜矢の歌い方には、嫌味がないように感じます。嫌味というと、語弊があるかもしれませんが、妙なクセがありません。確かに、このサイトでも取り上げている門倉有希のように、ハスキーな声であれば、ユニークであり、個性でもあるでしょう。ところが、敢えて誰とは言いませんが、妙にクセがあり過ぎて、上手いのか下手なのかわからないベテラン歌手がいます。その歌手が出て来ると、わたしは見ないようにしています。島津亜矢には、そういう嫌味になるような要素がありません。もっとも、そうであるからこそ、追っかけるようになったのでしょう。(^o^) 言葉を換えれば、個性がない、ともなりますが、歌手であれば、上手さそのものが個性と言えるのではないでしょうか?

 

また、この記事のタイトルにあるように、「北の漁場」は、男歌と言えるでしょう。けれども、島津亜矢が歌うと、「おっかさん」のように感じます。彼女のカバーで「瞼の母」がありますが、この曲の最後に「おっかさ~ん!!」という叫びのようなフレーズがあります。見聞きするたび、「あんただよ」と思わず心の中で、つぶやいています。このサイトでも、何度も指摘していますが、島津亜矢を見ると、女というよりは、母の方が似合うと思っています。女性すべてにその要素があるのかもしれませんが、色々な考えがあり、時代も変化し、人は精神的な生き物でもあるため、全てというのは、極論かもしれません。

 

けれども、わたしにとっては、島津亜矢には、母が似合い、しかも、漢字ではなく、「はは」の方が、より似合うと思います。「はは」なる大地から天にも届くような声を上げ、冷たいながらも温かく、暗いながらも明るい、そんな両義的な感じがし、そうであるからこそ、島津亜矢の歌声には、力強くありながらも優しさがあり、心地良さも感じられると思います。これとは対照的なのが、このサイトでも取り上げている門倉有希であり、わたし自身も、実に矛盾した存在なのでしょう。

 

もっとも端的に出ているのが、それぞれが歌った「哀しみ本線日本海」です。島津亜矢なら戻って来るだろう、という安心感があるようですが、門倉有希には、それがなく、日本海の崖から落ちてしまうのでは、と感じます。両極端と言えば両極端ですが、味の中和を取るため、甘いものと辛いものを交互に食べ、終いには、止まらなくなってしまうことと同様、一端、二人の歌を交互に聞き出すと、なかなか止められなくなります。わたしも、しようのない中年オヤジの一人です。

 

少々話がそれてしまいましたが、島津亜矢の「北の漁場」には、オリジナルの北島三郎に負けないだけの迫力を感じられ、それとともに、彼女の強さや優しさなどの源でもあろう「はは」をも感じます。わたしとほとんど年齢が変わりませんが、果たして、わたしが何かを歌って「ちち」を感じさせられるかと言えば、それは無理かもしれません。というより、そんなことで争ってもしょうがない、いえ、決して争えない、という真っ当な思考もあることを、自己弁護として、申し上げておきます(^o^)

 

 
 

そう言えば、ネットで確認しただけですが、2020年の東京オリンピックで歌って欲しい、と思っているファンもいるようです。確かに、わたしみたいなただのオヤジでも、そうなれば、大変うれしく思います。けれども、おそらく、実現しないでしょう。世界的なスポーツイベントであるので、世界中で知られた歌手などを起用するかもしれません。無難なところでは、クラシック系統の歌手ではないかとも思っています。ただし、演歌が日本の大衆歌謡であることは、広く知られているようです。その中でも、起用されるなら実力派であるのが、当然のようにも思います。しかし、やはり、世界的なスポーツイベントでも、「実」よりも「花」を重視するように思います。

 

そうは言っても、CDでもかまわないので、島津亜矢の「君が代」を聞いてみたいです。最近は、若い頃を思い出し、いやむしろ、若い頃にしたかったことをしているようにも思うので、日本、というものを強く感じるようになりました。そういう「原点」のようなものがあるからこそ、島津亜矢を好きになれたことは、否定しません。これは、過去のレビューの中でも、多少触れていることです。大袈裟かもしれないですが、そうであるからこそ、死ぬまでに、島津亜矢の「君が代」を一度は聞いてみたいです。(^o^)

 

また、もっと個人的なことを言えば、島津亜矢には、「残酷な天使のテーゼ」も歌って欲しいです。もっとも、ファン層を考えれば、アニソンを歌う島津亜矢は、あまり好ましいと見られないかもしれません。これまで、コンサートなどで歌ったことがあるのかどうか、わたしは調べたことはないです。けれども、天童よしみが「大ちゃん数え唄」を持ち歌にしているように、歌手としての幅を広げるなら、アニソンを歌う島津亜矢も、良いのでは、と思います。

 

「残酷な天使のテーゼ」は、あまりにも個人的な思いから来ているので、せめて「アタックNo.1」なら、余興のような形で実現するかな、とも思っています。もっとも、これも、わたしの個人的な趣味の域を出てはいないかもしれません。しかし、かつて、このサイトで、渡辺真知子の「かもめが翔んだ日」を歌って欲しい、と書いたら、何年か後にリリースされた「Singer2」で収録されました。

 

「想ひがあれば通じるもの」

 

別にロマンチストではないですが、先で述べた曲を歌ってくれるなら、感無量といったところです。

 

 

今回は、「北の漁場」をテーマにしましたが、全体的に話が大きくずれてしまった感じです。しかし、楽しんでいただけたようであれば、作成者として、誠にうれしい限りです。語り手にもなれない語り手ですが、次回もまたアップしましたら、何卒よろしくお願いします。

 

 



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