酒のつまみの必需品 カバー曲 北の宿から

酒を飲むたび、耳を傾ける曲があります。時に声を出して歌ってしまい、傍から見れば、実に醜態の極みです。けれども、アルコールには、日頃秘めている感情などを吐露させる力があり、社会的動物でもある人が、アルコールを手放せなくなることもまた、理解できることでしょう。とにかく、わたしにとって、酒を飲むとどうしても聞きたくなる曲があり、それが、島津亜矢のカバー曲「北の宿から」です。

 

昨年(2011年)早々リリースされた、DVD「島津亜矢リサイタル2010 挑戦」に収録されているものですが、視聴するたび、やっぱりうまいなあ、と独り言を発しています。実は、このDVDを最初に視聴した時も、一杯やりながらで、心理学に詳しい方なら、何らかの説明をしてくれるかもしれません。分かっているのに、何度も視たくなり、聞きたくなり、それだけ、島津亜矢の歌声に魅了されているのでしょう。酒が入れば、そんな「恋煩い」が、余計に大きくなるのでしょう。(^O^)

 
 

ところで、「北の宿から」は、都はるみの代表曲で、1975年にシングルリリースされました。さすがに、大厄を迎えているわたしでも、その頃は、まだ小学校に上がる前です。マイクロバスで、坂の上の園舎に通い、まだまだガキガキしていました。けれども、そんなわたしでも、「北の宿から」を聞くと、懐かしさが湧いて来ます。”回すテレビ”の画面に、斜め目線でマイクを握った、着物姿の都はるみの映像がおぼろげながらも、脳裏に刻まれています。

 

まだまだ大衆文化の残る時代であり、家族で歌番組を楽しめた頃です。良い時代なのか、悪い時代なのかわかりませんが、少なくとも、今の時代らしくないことは確かでしょう。(^O^) おそらく、都はるみの映像は、幼いながらも、いや、幼いからこそ、強烈な印象があったのでしょう。

 

 

そういう「北の宿から」に刻まれた脳裏の映像は、島津亜矢の歌声によっても、浮かび上がって来ます。望郷の念なのか、あるいは、単なる思い出なのか、それは定かではありません。けれども、今の時点で言えることは、島津亜矢の「北の宿から」には、わたしの心の底に沈んでいる何かを刺激し、そうして、幼い頃の経験を呼び覚ますということです。

 

当サイトでも、何度か触れていますが、島津亜矢の歌声には、歌の魂を感じます。時折、彼女の歌声が、わたしの心の琴線に触れて来るようですが、仮にそういう琴線を魂と言うのであれば、島津亜矢の「北の宿から」にも、魂の触れ合いを感じているのかもしれません。少々恰好つけすぎかもしれませんが(笑)、こういう表現が、ふさわしいように思っています。そう言えば、「北の宿から」には、興味深い歌詞があります。

 

♪ あなた死んでもいいですか 胸がしんしん泣いてます 
※ 引用 歌詞 北の宿から (Uta-Net)

 

「北の宿から」を端的に言えば、おそらく女の情念の曲でしょう。セーターを編みながら、帰らぬ男を想う歌であり、そうでありながらも、怨み節という感じはありません。むしろ、怨み節でないからこそ、編み物をしている女性の姿がイメージされ、感情移入しやすくなるのかもしれません。

 

上記の歌詞は、そういう女の情念を直接的に表現していますが、聞くたび、「どうぞ」などと思ってしまいます。これで、「おれに迷惑を掛けなければ」と言ったら、ひどい奴だ、と思われるかもしれませんが、そんな者と言えば、そんな者です。(^O^) しかし、そんな者だからこそ、大衆演歌である「北の宿から」に、忘れられない何かを感じてしまうのでしょう。もちろん、わたしにとって、一番の「北の宿から」は、オリジナル歌手に申し訳ないですが、島津亜矢の、あるいは、島津亜矢のカバー曲、などという言葉が付いています。(^O^)

 
 

そう言えば、最近は、島津亜矢の歌声とともに、中島みゆきの曲も聞いています。飲んだ時でも、そうでない時でも、この二人の曲ばかりに耳を傾けています。当サイトでも、島津亜矢の歌う中島みゆきの曲を取り上げていますが、毎回聞くたび、もっと歌ってほしいと思っています。

 

 

さらに、今では、BBC World Newsも視聴できるようになり、BBCを見ているか、島津亜矢あるいは中島みゆきの曲を聞いています。いずれも、仕事をしながらで、毎回自分で自分に、「お前は実に贅沢だ!!」と言っています。わたしだけでなく、ほかの方も、そう思うことでしょう。けれども、仕事の報酬はそれなりで、所詮、自称「一文字(いちもんじ)0.3」だから、とも心の中でつぶやいています。

 

いずれにせよ、現在のわたしにとっては、島津亜矢、中島みゆき、BBCと仕事が、日課であり、また、酒を飲んだ時でも、楽しんでいます。中でも、島津亜矢の「北の宿から」は、酒のつまみの必需品であり、そうは言いながら、素面でも、しっかりDVD視聴しています。(^O^) しかし、ある問いかけも、始終心の中に出て来ます。こんなグウタラで、贅沢な私とは、一体何なのか? おそらく、一生の課題であり、生きてても死んでしまっても、自分では全く分からないまま、問いかけのみが残るのかもしれません。

 

島津亜矢のカバー曲「北の宿から」

 

わたしにとっては、大好きなー曲であり、魂の触れ合いを感じさせてくれるような一曲ともなっています。

 

 



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