ソロではたった一曲 それでも満足プロの味 おさらば故郷さん

先月18日(2010年4月)放送分の島津亜矢出演「BS日本のうた」を視聴しました。わたしの住まいでは、CATVを通じ、NHK-BSを受信できますが、今年早々にCATVの契約を止めたため、NHK-BSを見ることはできません。もっとも、テレビ自体、ほとんど見ることがないので、正直、今流行りのテレビ番組が何なのかは、よく分かりません(^。^) しかし、「BS日本のうた」を視聴できたのは、NHKオンデマンドを利用したからです。

 

受信料も取りながら、なおかつ、ネットでも金取るのか?、とお思いになる方も多々いるかもしれませんが、わたしもその意見には、同感です。そうは言っても、テレビをあまり見ない人間には、一番組が150円からなので、自分好みのものを見るには許容範囲かな、とも思っています。いずれにせよ、初めて「BS日本のうた」を視聴し、初めてテレビ映像の中で島津亜矢の歌声を聞き、非常に堪能したことは確かです。

 

全体的な感想を言えば、いきなり年末が来たように感じました。出演者が演歌の人ばかりで、また、視聴者の年齢層も高いためか、「思い出のメロディー」のような曲が多いのは、致し方ないことでしょう。そうは言っても、さすがプロという人ばかりなので、生意気言えば、安心して視聴できました(^。^) こういう感想が出るのは、80年代のアイドル全盛期に、少年時代を送ったからでしょう。現在は、歌唱力のある人ばかりなので、カラオケの浸透が大きな要因に思います。

 

 

とにかく、「BS日本のうた」を視聴し、料金300円でしたが、それでも嫌な感じはしませんでした。なにより、自分にとっては、島津亜矢の最新映像を見ることができ、はっきり言って、貧乏暮らしでも、お金は気になりませんでした(^。^) 今回の放送分では、島津亜矢が、「おさらば故郷さん」を単独で歌い、「イヨマンテの夜」を松村和子とデュエットしていました。今さら歌のうまさ云々いっても、ファンの方々ならご承知のことでしょうが、やっぱり、上手いなあ、という感想が出てきます。そうして、気づいたことは、この人には、レッスンの痕跡が見えない、ということです。

 

幼い頃から歌が上手く、のど自慢大会で優勝し続け、しまいには、出演するのど自慢大会がなくなったと聞いたことがあります。そうはいっても、のど自慢大会は、あくまで素人用で、プロには、プロらしい歌い方が求められていると思います。それには、デビュー前、あるいは、その後も、レッスンを続けるとも言います。おそらく、そうすることで、自分の持ち味を見つけるようになるのでしょう。画家が習作を続けることと、同じように思います。差し詰め、画家の描き捨てに対し、歌い捨てということでしょうか?

 

島津亜矢の歌声にも、その痕跡がかいま見えた時期があったように思います。例えば、「愛染かつらをもう一度」は、彼女の歌の中でも非常に有名であり、わたしも題名程度は知っていました。その頃は、20代始めでもあり、若さの伴った張りのある声だったと思います。しかし、素人からの意見で恐縮ですが、少々機械的な感じがします。もちろん、今日に続く片鱗を伺えますが、無難な歌い方をしていたように思います。敢えて卑近な例を出せば、カラオケ教室に通って、歌が上手くなったおじさんおばさんのようです(^。^) それこそ、レッスンの痕跡でしょう。

 

ところが、今の島津亜矢には、そういう痕跡が全くないように思います。またまた生意気を言えば、並の歌手であったら、レッスン止まりでしょうが、島津亜矢は、そこで終わらなかったということです。やはり、わたしは、皆様へでも述べていますが、彼女を形容するのに、この言葉が一番似合うように思います。

 

「ジャパニーズ・ソウル・シンガー」(^。^)

 

今回放送分の「おさらば故郷さん」では、彼女らしさがあったと思います。ある音楽関係者に言わせれば、島津亜矢の歌声には、色気があるということです。わたしも同意しますが、その色気とは、いわゆるスキャンダル雑誌などで良く出て来る、セクシーさとは、片面で通じていても、もう一面が異なるように思います。他人の持ち歌になりますが、「天城越え」を歌っている映像を見た時、わたしは、ドキッとしてしまい、彼女の色気を感じました。しかし、その色気は、色だけではないように思います。歌詞の内容に依存しているのでしょうが、そこには、色の反対と考えられる空があります。

 

本場の仏教においては、わたしが言っている色と空は、異なっているかもしれませんが、言葉を変えれば、エロスとタナトスです。生きることと死ぬことが、どちらも欲望の延長にあるということです。これは、心理学者のフロイトが唱えた、有名な学説ですが、島津亜矢の色気には、それを感じ、彼女の「天城越え」には、歌詞の内容と相まって、なお一層、そんなことを感じてしまいます。

 

魂とは、心の奥底に眠っている何か、としか言いようがないでしょうが、それには、生きることと死ぬことが、渾然一体となっているように思います。島津亜矢がどこまで意識しているか、わかりません。歌手という職業のため、まずは聞き手に満足感を与えようとすることで、頭がいっぱいかもしれません。しかし、そこに、自分の持ち味が出て来ることで、並の歌手とは、異なるように思います。といって、こんなことを書きながらも、上手いもんは上手い、と思って、単純に彼女の歌を楽しむことも、わたしは好きです(^。^) わざわざ言葉にしなくても、島津亜矢の歌声には、聞き手を喜ばせるだけの力が十二分にあると言えるでしょう。

 
 

今回の放送では、松村和子と「イヨマンテの夜」をデュエットしていました。松村和子ファンには申し訳ないですが、やはり、島津亜矢の伸びがあって力強い歌声の方が、この曲に合っていると思いますが、皆さんは、いかがでしょうか? ただし、松村和子は、自分の持ち歌である「帰ってこいよ」を披露していました。この曲は、わたしが小学生の時の曲で、「ザ・ベストテン」に出演していた時の映像が、脳裏に浮かびました。わたしは、たまにカラオケでも歌うので、本人の熱唱する姿を見て、非常に満足しました(^。^)

 

そう言えば、今回の放送では、島津亜矢は、出演歌手の中でも、年が若い方に入っていたと思います。彼女は、早生まれのようで、わたしと学年では、一緒になります。ふと、40でも演歌の世界では、まだまだ若いのか、と思いました(^。^) 若手の実力派歌手、とは彼女の形容詞にもなっています。しかし、40にもなると、転職が厳しくなるのは、世間一般の見方のように思います。やはり社会なんて相対的なもの、と思いますが、ここでは、それ以上言わないでおきます(^。^) この後、島津亜矢が「BS日本のうた」に出演したのは、5/23放送分(再放送5/29)です。番組後半には、長山洋子とのスペシャルステージでした。わたしは、NHKオンデマンドで視聴し、当サイトでも、レビューを掲載しています。

 

 

彼女の持ち歌とともに、ホイットニー・ヒューストンで有名になった、「I Will Always Love You」も歌っていました。詳細は、上記リンク先で述べています。長くなりました。今回は、これまでです。(^。^)

 

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 視聴記

 



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